対談 福利厚生×ウェルビーイング

会員のみなさまの「ウェルビーイング」を実現する
新しい「福利厚生サービス」のご提供へ

対談
福利厚生×ウェルビーイング

会員のみなさまの
「ウェルビーイング」を実現する。

この大目標に向けて私たちは、株式会社アドバンテッジリスクマネジメントとの資本提携を実施しました。
今後、両社の強みを生かした連携の強化を進め、新たな福利厚生サービスの開発・提供に努めてまいります。
今回は特別企画として、今後私たちが提供していく「従業員も会社も元気にする新しい福利厚生のカタチ」について、
両社代表のビジョンをお届けします。

株式会社アドバンテッジリスクマネジメントとの提携について

『ライフサポート倶楽部』を運営する弊社・リソルライフサポート株式会社(以下、RLS)は、昨年4月、株式会社アドバンテッ ジリスクマネジメント(以下、ARM)との資本提携を実施。資本提携の目的は、ARMの持つ、「健康経営支援・両立支援」事業 におけるDXプラットフォームおよび課題解決のためのソリューション商品と、RLSの総合的福利厚生サービスを活用し、「健康経 営・両立支援」と「福利厚生」が一体化した従業員エンゲージメント向上のためのプラットフォームを構築し、提供すること。そ の一環として、2022年度より、従業員のウェルビーイング支援型福利厚生サービス「アドバンテッジ WellGage」の提供を開始。

「ウェルビーイング」を
打ち出す理由

「ウェルビーイング」を打ち出す理由

馬場:新型コロナウイルス感染症の拡大という予期せぬ環境の大きな変化により、これまでの福利厚生サービスの代表格ともいうべき旅行・レジャーなどの余暇支援の利用が制限され、心身の健康支援や長く安心して働ける環境を維持するための育児・介護の支援を福利厚生面の観点からサポートしていくことが極めて重要になってきています。このような経営環境のもと、リソルライフサポート(以下、RLS)では、2021年から『ウェルビーイング』をキーワードに企業が目指す健康経営を福利厚生面からサポートするためのサービスのあり方を追求し、その変革の第一歩として、R L Sはアドバンテッジリスクマネジメント(以下、ARM)との資本提携を行いました。この提携により従業員のみなさまの“真のウェルビーイング”を実現していくことを目指しています。では、そのウェルビーイングをどう捉えればいいのか? 先駆的に取り組まれてきた鳥越社長から、お話しいただけますか。

鳥越:ウェルビーイングとは、身体的・精神的・社会的にすべてが満たされている状態にあることを意味する概念で、社会が目指すべきゴールとして広く使われはじめています。従業員のウェルビーイングが高まることで、離職の抑制や優秀な人材の採用・確保に繋がり、ひいては企業価値も向上します。そのため、「健康経営」や「働き方改革」といった、重要な人事・経営課題を包含したコンセプトとして、ビジネスや企業経営の分野でも注目されています。

馬場:「健康経営」というと従業員の心と体の健やかさが重視されますが、ウェルビーイングは概念がより広い感じですね。憂えることがなく、なおかつ、生き生きと仕事ができる、幸せを感じる従業員は創造性と生産性が高いというデータもあります。そんなウェルビーイングを実現するために、重要なポイントは何ですか?

鳥越:ひとつは、「主観指標」が重要だということです。ウェルビーイングの状態を見るには客観指標と主観指標の両方が必要で、客観的に満ち足りているはずだという数値だけではなく、本人も満ち足りていると実感していることが重要なのです。もうひとつは、「網羅性」です。仕事だけ、家庭だけではなく、個人を取り巻くすべてが満ち足りていないといけない。

馬場:そういった意味では、福利厚生は、「従業員のウェルビーイングを実現するために、会社が支援する制度、活動」と言えますよね。

鳥越:そうですね。福利厚生が、ウェルビーイングを実現させるためのものであるという考え方はまだ浸透しきっていません。「従業員に何らかのベネフィットを提供することが福利厚生」、「何か従業員が喜ぶことを」と考えている企業も少なくありません。本来は、従業員が抱えているさまざまな課題を解決して、網羅的にすべての分野で問題がない状態にどう持っていくかというものであるべきなのに、そうではなくなってしまっている。

馬場

馬場:現在の福利厚生は、昔ながらの保養所、レジャーなどの余暇支援 だけでは十分ではないということですね。
『ライフサポート倶楽部』も、育児や介護などの両立支援、食生活、運動機会、女性の健康、メンタルヘルス、感染症対策などの分野の問題解決に役立つメニューの拡充をより重点的に行っていく必要があると考えています。「従業員一人ひとりが満ち足りた状態になるために会社が何を支援していくのか?」こうした視点が大事になりますね。

鳥越:そうです。企業が従業員のウェルビーイング実現のために職場環境を整え、個人が抱える課題の解決を支援する取り組みは、従業員からの共感を得られるはずです。会社の姿勢に愛着心を持てば、離職が抑制され、人材の確保・定着も実現します。さらに、従業員が各々の力を存分に発揮できる環境を整えることは、企業力の向上にもつながる。企業力が向上すれば、企業が社会に提供する価値も高まっていきます。

馬場:従業員のウェルビーイング実現を支援することが社会全体のウェルビーイングにもつながっていくというイメージですね。こうした良い循環を作ることができれば、従業員の幸福度もさらに向上しそうです。

両社の提携で期待される
シナジーとは

両社の提携で期待されるシナジーとは

馬場:この提携は早くから構想を持たれていたそうですね。どのような構想なのか、お聞かせください。

鳥越

鳥越:ARMは『アドバンテッジ ウェルビーイング DXP』(以下、プラットフォーム)を提供しています。そこで従業員のみなさんが見るダッシュボードの先に、何らかの「解決策」を結びつけたいという構想を以前から持っていました。心と体とそれ以外の状態を会社も個人も把握しましょう、総合的なウェルビーイングの状態を把握し、足りないところを改善していきましょう、と。企業は研修の実施などの対策を講じ、個人もダッシュボードで今の状態がわかれば、自分の体や心の状態を良くするために、何かやりたくなりますよね。そうした従業員のみなさんに対して、「後は自分で良いサービスを探してください」ではなく、個人のダッシュボードに、あなたにおすすめのメニューがあります!という「解決策」までを提案できたら良いと思いませんか。人は課題に直面したときに、はじめて何かのサービスを使おうと思う訳ですから。例えば、健診結果から自分がメタボリックシンドロームだと知り、このままでは生活習慣病になると意識した瞬間に、痩せなくてはいけないときっと思うでしょう。そのタイミングで、会社のサポートとして低カロリーの食事を安価で提供すると言われれば、使ってみようかなという気持ちになる訳です。そんな「必要な人に、必要なタイミングでメニューを提供する」仕組みを作りたいと考えていました。

馬場:確かに、プラットフォームの先にRLSの提供する福利厚生メニューがあれば、ワンストップのソリューションになりますね。一方で、その構想はRLSが長く抱えてきた課題に対する解決策のひとつにもなります。私たちには、「せっかく福利厚生サービスを導入したのに、利用する従業員が少ない」という悩みを持つ企業もいらっしゃいます。いろいろなサービスを利用して課題解決してほしいのに、メニューの内容を知る従業員も少ないと。RLSとしても、会員専用サイト『メンバーズナビ』や、季刊誌『リソルプレス』、メールマガジンなどを通して、サービス紹介や利用促進に力を入れていますが、従業員のみなさま一人ひとりにその情報が行き届いているとは言い切れません。使いたい人に、使いたいタイミングで必要なメニューの情報を案内することができれば、利用いただく機会も大幅に増えるでしょうね。

鳥越:そうです。そうなればウェルビーイングの実現に近づきますよね。

「アドバンテッジ WellGage」の特徴イメージ

馬場:その構想の実現に向けての第一歩の取り組みが、RLSがこの春から募集開始した『給与補償ライフサポート保険』とARMの『アドバンテッジWellGage』の提供ですね。『給与補償ライフサポート保険』は、病気やケガで休職した時に有給制度や健康保険だけでは補えない所得の喪失を補償する「GLTD(団体長期障害所得補償保険)」で『ライフサポート倶楽部』オリジナルの補償制度です。
万一の場合も金銭的補償が得られるという安心感をもたらし、療養に専念できる環境を創り出し早期の就労復帰を支援するこの制度は、働くみなさまやそのご家族のウェルビーイングの実現を支えるための福利厚生制度の重要な柱となります。
また、ARMが提供する『アドバンテッジWellGage』は、その『給与補償ライフサポート保険』と『ライフサポート倶楽部』のサービスを特別にカスタマイズした独自のパッケージです。

鳥越:そうですね。このパッケージには、ストレスチェックも入っていて、調査結果はプラットフォームで一元管理することができ、従業員のみなさんもダッシュボードで確認できます。福利厚生サービス導入後の効果を見ることもできるので、改善計画の実施もしやすくなります。将来的には、パーソナルデータに基づいたレコメンデーション機能を追加して、進化させていきたいですね。「あなたの心と体はこういう状態なので、効果を 考えていいものを厳選しました」というように。

馬場:私たちがカスタマイズ提供するサービスは、「健康支援」、「育児・介護などと仕事との両立支援」、「女性活躍支援」や「自己啓発支援」など、ウェルビーイング実現のカギとなるメニューに対し大幅な割引率を実現する設計になっています。これらのメニューを早急に拡充することが、サービスを提供するRLSの使命だと思っています。

鳥越:RLSのメニューは、いつも高品質で、みんなが満足できて、結果が出るようなものだというようになっていけばいいですね。
私も期待しています。

進化するライフサポート倶楽部

進化するライフサポート倶楽部

馬場:『ウェルビーイング』をキーワードに変革を進めるRLSが今後まずやっていくべきことは、メニュー開発の持続的な推進、ひとつひとつ厳選した品質の良いメニューの提供、そして、新しい福利厚生制度『給与補償ライフサポート保険』を通して元気で長く働ける環境づくりのお手伝いをしていくことだと考えています。『ライフサポート倶楽部』の強みである、ホテルやゴルフ場といった、リソルグループが持つ直営施設の活用は継続して行い、一方で一般的なクーポンによる割引サービスだけではない、通常市場には出回らない独自の衝撃的な価格で利用可能なメニューの拡充にも力を注いでいきます。
そのほかのサービス面では、もっと気軽に、繰り返し利用していただけるよう、会員サイトの再構築、LINE公式アカウントやスマホアプリの導入によって、ユーザビリティを向上させ、タイムリーに情報をお届けしていきます。もちろん、ARMとの提携によって生まれるシナジーも最大限に生かしながら、これまで以上の満足をみなさまにお届けできるよう、全社一丸となって取り組んでまいります。

これからの『ライフサポート倶楽部』に、どうぞご期待ください!