京の夏旅｜リソルライフサポート倶楽部ーメンバーズナビ

京の夏のはじまりを告げる祇園祭は、八坂神社の祭礼で、さまざまな祭事が1ヵ月にわたって行われます。
なかでも注目を集めるのが、前祭と後祭に行われる計33基の｢山鉾巡行｣です。山鉾とは祇園祭独特の山車のこと。豪華絢爛な懸装品が飾られた1基ずつ異なる山鉾が、都大路を練り歩きます。

7月1日(日)～31日(火)

前祭巡行は17日(火)、後祭巡行は24日(火)

※詳しくは「京都市観光協会」HPでご確認ください

旧暦の七夕に合わせ、2010年にスタートした新たな夏の京都の風物詩。情緒あふれるさまざまな七夕イベントが繰り広げられます。昨年は、堀川・鴨川のメイン会場に加え北野天満宮や二条城なども連携・協力会場となり、七夕飾りや史跡のライトアップをはじめ、イルミネーションや行燈での空間演出、特設ステージでのイベントなどが楽しめました。

【堀川遊歩道】

8月4日（土）～10日（金）

【二条城】

8月1日（水)～15日(水)

※会場により開催日程が異なります。
詳しくは「京の七夕」HPでご確認ください。

毎年7月の「土用の丑の日」前後に行われる、世界遺産・下鴨神社の祭礼。平安期、季節の変わり目に貴族がみそぎをしてけがれを祓っていたものが庶民に伝わったもので、境内の御手洗池に足をひたし、祭壇にロウソクを供え無病息災を願う、｢足つけ神事｣が行われます。「みたらし団子」は、御手洗池の水泡を模して作られたのが発祥とされ、参道近くの茶屋などでもいただけます。

7月20日(金)～29日(日)

夏の夜空に燃え盛る五山送り火は、お盆にご先祖を送る仏教的行事です。まず、東山に「大」の字が浮かび上がり、続いて松ヶ崎に「妙」と「法」、西賀茂に「船形」、大北山に「左大文字」、そして、嵯峨に「鳥居形」と、市内を囲む山々に順次点火され、夜空に浮かび上がります。

8月16日(木)点火開始(予定)

※詳しくは「京都市観光協会」HPでご確認ください。

夏の京都の味覚を代表する食材といえば「鱧」。鱧は、梅雨の雨を飲んで旨みを増すといわれており、梅雨が明けた7月から8月にかけて脂がのり、旬を迎えます。京都ではちょうど祇園祭の期間にあたり、季節感を楽しむ京都人や観光客によって鱧の需要もぐっと伸びるそうです。定番の酢みそや梅肉でいただく鱧落としや鱧しゃぶ、鱧造りなど、料理人が腕を振るいます。

モチモチとした弾力のある生麩は味噌との相性がばっちり！
ひとくちサイズで低カロリー、消化吸収も良い食べ物で、ついつい食べ過ぎてしまう女性にうれしい一品です。田楽以外にも、生麩を使った和菓子は京都名物として愛されています。ひんやり冷たく夏のデザートにぴったりです。

京都では、昔から貴重な食材として食卓に並び親しまれ続けてきました。栄養価も高く、京野菜をふんだんに使ったおばんざいも美味しいと評判です。京の台所と呼ばれる錦市場商店街では、伝統京野菜を販売している老舗の八百屋さんも。なかでもお土産にぴったりなのが、お漬物。漬物樽にたくさんの種類が並んでいる様子を見るだけでも楽しめます。人気の水なすのぬか漬けや、しば漬けなどお気に入りを探してみてください。

夏の暑さを忘れさせてくれる｢川床｣は、主に貴船と鴨川エリアで楽しめます。“京の奥座敷”と呼ばれる貴船の川床は川の真上に設けられ、自然の涼しさを感じながら会席料理などをいただけます。一方、市街地では、鴨川沿いの西側に高床が設けられる納涼床で、京料理からイタリアン、バーなど、多彩なお店が楽しめます。夏の風情を一度は体験してみてください。