四国・香川をはじめて旅するなら、3大名所を一気に巡ってみてはいかがでしょう?
江戸時代には、お伊勢参りとともに庶民の憧れであった〝こんぴら参り〞。
785段もの石段を登らなければ御本宮にたどり着けませんが、
参拝後に見渡せる晴れやかな眺望も楽しみです。
高松市内では、変化に富んだ庭園美が楽しめる栗林公園と、瀬戸内の絶景が堪能できる屋島へ。
少し足を延ばすなら、〝うだつの町並み〞がオススメです。
古くから“こんぴらさん”として親しまれ、海の神様として知られる大物主神を祀った全国の金刀比羅神社の総本宮です。御本宮まで785段と長い石段の参道が有名ですが、登り切っての参拝は感動もひとしお。参道の途中にも重要文化財の建築物、美術品や文化財を収めた宝物館などが点在し、見どころもたっぷりです。
香川県仲多度郡琴平町892
宝物館
宝物館では、『こんぴらさんの“おもしろ”』展を開催中。鬼や妖怪が練り歩く「百鬼夜行絵」(生田久一筆)や人魚のミイラをはじめ、重要有形民俗文化財の「天狗面」など、“おもしろ”くて興味深い美術品や奉納品の数々を大公開
大人800円、高・大生400円、
中学生以下無料
4月1日(日)~9月30日(日)
(会期中無休)
8:30~17:00
0877-75-2121
(金刀比羅宮 社務所)
讃岐に行くなら「さぬきうどん」は外せません。夏にはさっぱりいただける「ぶっかけうどん」がオススメ! 茹であがった麺を冷水で締め、濃いめのつけだしを直接ぶっかけて、ネギやしょうが、てんかす、ごま、大根おろしなどの具材と一緒にかき混ぜていただきます。コシの強い麺の風味をしっかり味わえます。
高松市中心部にある栗林公園は、国の特別名勝に指定されている庭園の中で最大の広さを誇ります。特徴は、緑深い紫雲山を背景に6つの池と13の築山を巧みに配し、一歩歩くごとに風景が変わる「一歩一景」といわれる変化に富んだ美しさ。春夏秋冬の風物にも恵まれ、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンでも三つ星の評価を受けた、国宝級の庭園です。
大人410円、小人170円、未就学児無料
月により異なる。
7・8月は5:30~19:00、9月は5:30~18:30
無休
香川県高松市栗林町1-20-16
087-833-7411
源平合戦の古戦場として知られる屋根の形をした溶岩台地で、高松屈指のビュースポット。山上には南北に遊歩道が整備され、各所に展望台が設置されていて、時々刻々と表情を変える瀬戸内の絶景が堪能できます。島内には、四国霊場第84番札所「屋島寺」や「新屋島水族館」、四国各地から古い民家を移築復原した「四国村」などもあり、さまざまな楽しみ方ができます。
香川県高松市屋島山上
“うだつ”とは、隣家との境界に取り付けられた土造りの防火壁のこと。設置に相当の費用がかかったため次第に富の象徴となり、家紋や細工が施され、豪華さが競われました。江戸時代に藍の集散地として栄えた美馬市脇町の「うだつの町並み」には85棟もの伝統的建造物が保存され、そびえるうだつが往時の隆盛を感じさせます。
徳島県美馬市脇町大字脇町