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薬の誤飲を防ぐ

子どもが薬を誤飲してしまう事故が後を絶ちません。大量に服用してしまうほか、成分などによっても健康被害を起こす可能性もあります。大人用の薬を摂取したり、錠剤の小分けシートごと飲み込んでしまうこともあります。ハイハイなどで移動できるようになると手に触れるとなめたり、飲んでしまうこともあるので、注意が必要です。薬は子どもの手の届かない、見えないところに保管するのが大原則。目を離したすきに、バッグから取り出したり、足場を使って棚の上に手を伸ばすこともあります。お菓子の箱などを保管用の容器にせず、開けにくい箱などに入れ、絶対に手が届かない場所で保管しましょう。シロップ薬なども飲ませた後、すぐに片付け、ジュースなどと並べて保管しないことが大切。薬を誤飲した可能性があれば、すぐに医師に相談を。

2024.01.01

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病気・医療

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発達障害の心配

子どもはそれぞれ個性があり、発達も違います。でも「うちの子、ちっともじっとしてない」「落ち着くまでにすごく時間がかかる」「すごくこだわりが強く、興味のあるものだけ、記憶力がすごい」などの様子が見られると、親として発達に何らかの問題があるかもと心配になるかもしれません。定期健診や保育園・幼稚園の先生などから、指摘されることもあるでしょう。「この子は、こういう性格だから」と打ち消しがちになりますが、保健所で相談したり、地域の療育センターや病院などを受診しましょう。発達障害かどうかの診断を受け、子どもへの声掛けや関わり方のアドバイスをもらえると思います。親も診断を受けることによって安心しますし、声掛けやかかわり方を変えると、子どもも落ち着いてくることがあります。先延ばしにしないことが大切です。

2023.05.01

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病気・医療

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お父さんも入浴担当を

赤ちゃんをお風呂に入れるとき、お父さんの場合、先に自分がお風呂に入って「連れてきて来ていいよ」と言って、赤ちゃんを入浴させ「出るよ」と声をかけて、その前後はお母さんがやっているということも多いのではないでしょうか。お母さんが一人で入れるときには、お風呂の温度を調整し、赤ちゃんの洋服を脱がせて、湯上りタオルや着替えを準備して入浴。その後、赤ちゃんのケアまですべて行っているでしょう。もちろん、夫婦で連携&協力することは大事なのですが、お父さんもこの一連のお世話をできるようにしておくといいですね。お母さんが急に病気になったり、親の介護をしなくてはならないこともあるからです。どちらも一通りのお世話ができると、どちらかがメインで担当した場合、流れがわかっているのでサポートもスムーズです。

2022.07.01

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薬を飲まない

医者にかかり、出された薬を飲ませるのは親としての役目。子どもが飲んでくれないとあきらめては、病気が長引く可能性もあります。出された通りに、きちんと飲ませるようにしましょう。乳児の場合、ミルクに混ぜるとミルク自体を嫌がってしまうと困るためNG。粉薬は少量の水で練って、ほおの裏側に塗り、授乳したり水分をとらせると、自然に飲んでしまいます。シロップはスポイトやスプーンで与えましょう。泣いているときは避け、泣きやんでから飲ませましょう。無理に飲ませると吐いてしまうこともあるので、ジャムやアイスなど甘いものに混ぜて飲ませる方法もあります。薬剤師に相談してみましょう。薬専用のゼリーも市販されています。言葉がわかるようになったら、「病気を治すために薬を飲もう」と子どもに伝えることも大切です。

2022.05.01

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予防接種を受けよう

予防接種は、重篤な病気にかかりにくくしたり、かかっても比較的軽症で済む、また社会への流行を防ぐ効果があります。生後2カ月から予防接種がスタートします。接種時期は、病気にかかりやすい年齢や重症化しやすい年齢などに応じて定められています。赤ちゃんの体調もみながら、適切な期間内に忘れないように接種することが大切です。医療機関で予防接種を受ける場合、病気の人との接触を減らすために、曜日や時間帯が決まっていることがあります。事前に確認してから行くといいでしょう。体温を測り、予診票の注意事項を確認し、必要事項を記入して、母子手帳と共に持参します。予防接種を受けた後、30分以内に副反応が起こることもあります。赤ちゃんに変わった様子がないか確認し、何かあれば医師にすぐ連絡しましょう。

2022.02.01

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薬の誤飲を防ごう

薬の誤飲が後を絶ちません。大人の薬に興味を持つことがありますから、薬は出しっぱなしにしないこと。大人用の錠剤は、子ども用の何錠分にもなることがあり、中毒症状が心配な場合もあります。誤飲したらすぐに病院や日本中毒情報センターに相談しましょう。どのくらいの量を飲んだかを伝えることも大事です。薬は子どもの手の届かないところに、開けにくい入れ物に保管しましょう。子ども用のシロップはきれいな色で甘いので、ジュースのように飲んでしまうこともあります。2〜3歳になると冷蔵庫を開けたり、踏み台を使う場合もあります。手を伸ばして届かないからと安心するのは禁物です。薬は親が飲ませるか、自分で飲めるようになっても幼児の場合は見守りましょう。「薬を飲もうね」とおやつやジュースではないことを明確に伝えましょう。

2021.09.01

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夏に増える皮膚のトラブルと対処法

高温多湿の夏場は、皮膚のトラブルが起こりやすいとき。デリケートな子供の肌を守るには、どのようなことに気をつけたらいいのでしょうか?小児科医の林泉彦先生に教えていただきました。

2021.07.01

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粉ミルクや液体ミルクも検討

母乳で育てたいお母さんは多くいます。母乳は栄養的にも免疫的にも優れていますから、母乳で育てられるように、助産師などからアドバイスを受けたり、悩みがあれば相談しましょう。母乳が出にくい場合や、仕事などの関係で母乳を続けることが難しい場合は、粉ミルクや液体ミルクという選択肢もあります。成分は母乳にかなり近づけていますから、粉ミルクで育てることによる子どもへの影響もほとんどありません。液体ミルクは販売がスタートしたばかりで高価ですが、常温保存でき、調乳せずに飲ませることができます。お父さんの子育てや外出時にも使い勝手がよく、広がっています。容器包装により保存期間が違うので、よく確認して利用すること、買い置きしすぎないことも大切です。場面に合わせて選択肢として選びましょう。

2021.03.01

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転ぶ、溺れる、火傷、風呂場の事故に注意

赤ちゃんが動き回れるようになったら、お風呂場にも注意が必要です。お風呂場に入り込んで、蛇口をいじっている間に、熱湯を浴びてしまう事故もありますから、お風呂のドアは、開けっ放しにしないことが大切。できれば、赤ちゃんの手が届かない上部に、カギをつけるなどして、何かの拍子にドアが開かないようにしましょう。風呂に残り湯があると、転落した場合、10cm程度でもおぼれることがありますから、残り湯をためておかないこと。お風呂にフタをしていても、フタの上によじ登り、転落する場合もあります。また、せっけんやシャンプーなども、かじったり、飲んでしまうことがありますから、手の届かない位置におきましょう。一時も目を離さないことは不可能です。赤ちゃんの動きをよく予想し、事故が起こる原因を排除しておきましょう。

2021.02.01

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発達障害の心配

発達障害には、自閉症、学習障害、注意欠陥多動性障害などがあります。自閉症は3歳くらいまでにあらわれ、友だちとの関係性を作ることが難しかったり、言葉の発達が遅いことがあります。学習障害は、知的発達の遅れはありませんが、聞く、話す、読む、書く、計算するなどが難しい症状を持っています。注意欠陥多動性障害は、衝動性、多動性を特徴とする行動の障害などがあります。同年齢の友だちと遊んだり、園生活や学校生活など、集団で過ごしているときに、「うちの子、ちょっと違うな」と感じたり、子どもの日常の様子を見て先生から指摘されることもあります。不安を感じたらまず保健所に相談に行きましょう。必要に応じて療育センターにつないでくれます。障害の有無を診断したり、子どもへの言葉がけなどかかわり方を教えてくれます。

2021.01.01

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入園前後の子供の健康管理

保育園や幼稚園の入園で生活が一変、集団生活を送るにあたり、子供の健康状態が心配というパパママは多いでしょう。ワクチン接種の必要性や病気に対する心構えについて、小児科医の保坂篤人先生にお聞きしました。

2020.12.15

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病気から守る予防接種

赤ちゃんは、お母さんから病気にかかりにくくする免疫をもらって生まれてきます。でも成長するにつれて免疫が失われてしまいますから、病気から守るためのワクチン接種が必要です。ワクチン接種をしたからといって、絶対にその病気にかからないということではありませんが、病気にかかっても重症化や合併症から赤ちゃんを守ることにつながります。特に0歳児で受ける予防接種が多数ありますが、これは病気に感染する前に、なるべく早く抵抗力をつけておくためです。2歳までに接種しておきたいワクチンが多数ありますから、かかりつけの小児科医と相談しながら、スケジュールを立てましょう。ワクチンは複数を同時接種すると、来院の回数が少なく済み、赤ちゃんやお母さんの負担も軽減されます。予防接種の日程管理のアプリなどもあります。

2020.11.01

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離乳食初期の食物アレルギーの心配

離乳食を進めるにあたって、食物アレルギーは心配になりますね。1歳までは、はちみつはNG。刺身は2歳半ごろ、生卵は3歳ごろからが目安です。アレルギーが心配だからと、食材を限定するのは禁物。様子を見ながら少しずついろいろな食材にチャレンジしてみましょう。離乳食の場合は、初めての食材は1種類ずつが原則です。これは1歳過ぎてからも同様にするといいでしょう。症状が出たときに原因を特定しやすくなります。初めての食材は1口食べさせて様子を見ましょう。変わった様子がなければ、食べる量を増やしていきます。アレルギー症状の多くは、食後30分以内に表れるものがほとんどです。ただし半日後くらいに症状が出るケースもあります。じんましんや咳き込みなど普段と違う様子が見られたら、すぐに小児科を受診して、初めての食材や食べた量などを伝えましょう。

2020.07.01

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薬を飲ませるとき

子どもに薬を飲ませるのは大変。薬には、シロップ、粉薬、錠剤などがありますから、子どもの様子も伝えながら、医師に相談してみましょう。シロップの場合は、有効成分が下にたまってしまうことがあるので、まずはボトルをゆっくり振ります。量をきちんと量り、スプーンやスポイトを使って飲ませます。小さめのコップで飲ませてもいいでしょう。粉薬は少量の水やぬるま湯で溶かして、上あごに塗り、水やぬるま湯を飲ませます。ゼリーやジャムなどに混ぜて飲ませる方法もあります。牛乳や乳製品に混ぜると薬の効果に影響があるものもあるので、医師に相談しましょう。市販の服薬用ゼリーもあります。粉ミルクに混ぜるのはNG。粉ミルク自体をきらいになってしまうことがあります。錠剤は砕いて飲ませてもいいか、確認しましょう。

2020.06.01

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低出生体重児の子育て

小さく生まれた赤ちゃんのお世話には、気を遣います。低出生体重児は2500g未満、極低出生体重児は1500g未満、超低出生体重児は1000g未満で生まれた赤ちゃんを言います。退院の目安はそれぞれの赤ちゃんによって、違います。赤ちゃんの体温が安定している、体重が順調に増加している、親が直接授乳できるまたは、粉ミルクなどで授乳できるなどが目安になります。自宅で育てるにあたり、小さい赤ちゃんを目の前に、大丈夫か、ちゃんと育てられるかと心配になりますが、退院時には注意すべきこと、心がけることなど心配がないように確認しておきましょう。一般的には、小さく生まれた赤ちゃんの場合、体温調節が未熟なことが多いので、室温や衣服の体温調整を心掛けます。心配なことがあれば、いつでも医療機関に相談しましょう。

2020.05.01

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病気予防とホームケア

流行疾患などの予防は難しいですが、体調不良から病気にかかりりやすくなることもあります。早寝早起きして生活リズムを整える、3食きちんと食べる、外遊びして基礎体力をつけることも病気予防になります。乳幼児の場合は、家族が病気を持ち込まないことも大切です。外出から帰ったときのうがいや手洗いは、親子の習慣にしましょう。流行疾患の情報があれば、人混みはできるだけ避けたいもの。行くなら、空いている時間帯にするなど工夫しましょう。発熱、鼻水、せきの場合、微熱で子どもが元気なら入浴しても大丈夫。元気がない、高熱、せきがひどい場合などは、入浴を見合わせます。汗をかいていたら体を拭いたり、シャワーでお尻を洗ってあげましょう。医師の指示に従い、水分補給はこまめに。飲み込みやすく消化のよい食事を心がけます。

2020.04.01

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乳幼児健診を活用

母子保健法により定められている、乳幼児健診(乳幼児健康診査)。1歳6カ月児健診(1歳6カ月〜2歳未満児)と、3歳児健診(3歳〜4歳未満児)の実施が定められており、ほぼ全ての市町村で3〜4カ月健診が実施されています。健診では、医師や保険師が、子どもの成長、健康状態、運動・言葉、対人関係・情緒面の発達などについて確認します。健診の前に子どもができるように練習する親もいるようですが、健診はテストではなく、成長の様子を確認するもの。何か指摘されたからと言って、親がちゃんと子育てできていないということではありません。年齢が上がるにつれて受診率がやや下がりますが、子どもの病気や発達の遅れなどを発見する場でもあるので、必ず受診を。日ごろ気になることがあれば、健診を利用して相談しましょう。

2020.02.01

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子どもの発達の心配

最近では小さく生まれる赤ちゃんも多いため、母子手帳の乳幼児身体発育曲線より下回っていると、とても心配になるお母さんも多いでしょう。早産児の場合には誕生日よりも、出産予定日から数えた月齢を目安にすることもあります。基本的には、平均値やほかの子どもと比べるのではなく、その子どもの成長の変化を把握するようにしましょう。成長曲線は、その子なりのカーブが描けていて、きげんがよく、体重も増加していれば心配ないことが多いものです。定期健診のときや、小児科や地域の保健所で相談してみましょう。成長に伴って、言葉の遅れや、コミュニケーションをとるのが難しいと感じる場合にも、小児科医などに相談しましょう。子どもの状況を適切に把握することで、その子に合った声かけや対応をすることができるでしょう。

2020.01.01

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冬の感染症予防は生活リズムとワクチン、手洗い

寒い時期は、インフルエンザやロタウイルス、ノロウイルスなどの感染症が心配です。インフルエンザやロタウイルスは、ワクチンがありますから、接種可能な月齢であれば、ぜひ受けておきましょう。感染症にかかったとしても、軽くすみます。また、感染症は予防が大切です。外出先から戻ったら、手洗いやうがいをしっかり行います。手洗いは、指の間や手首までしっかり洗いましょう。室内は、換気をよくすることも大切です。エアコンに空気清浄機能がついていない場合は、定期的に空気を入れ換えましょう。また、赤ちゃんは、不用意に人混みに連れて行かないことも重要です。夫婦どちらかで見ていたり、預かってもらって、親だけが外出するなど工夫しましょう。規則正しい生活を送るのも、免疫を高める効果があります。親子で生活リズムを整えましょう。

2019.11.01

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窓からの転落に注意

ふとしたすきに子どもがベランダに出て、身を乗り出して転落する事故が後を絶ちません。子どもにとって、窓やベランダは外が見える興味深い場所。就学前くらいまでは親が一緒でなければ、ベランダに出られないように手の届かない位置にロックを付けたり、転落防止ゲートやネットをつけるなど工夫しましょう。ベランダに置いた踏み台や植木鉢などに足をかけて登ることがあります。1つだけで窓の手すりに届かなくても、重ねて登ることもあり、ベランダには足がかりになるものを置かないようにしましょう。室外機に登ることもあり、可能ならつり下げ式に。窓際にベビーベッドやソファは置かないようにしましょう。赤ちゃんの成長は早く、昨日できなくても今日はよじ登ることもあります。一時も目を離さないことは不可能と思い、対策を講じましょう。

201910.15

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新生児訪問指導の利用にはハガキを忘れず出すこと

新生児訪問事業は、厚生労働省が実施している子育て支援事業のひとつ。乳児のいるすべての家庭(主に生後4カ月までの赤ちゃん)に訪問し、子育ての悩みや不安を聞き、アドバイスや情報提供を行うもの。保健師や助産師などが担当しています。ただし、母子手帳とともに受け取る「出産報告ハガキ」で訪問を希望することが必要です。里帰りが長い場合は、里帰り先で新生児訪問を受けることもできますから、自治体に問い合わせましょう。訪問指導後、「もっと質問したい」「まだ疑問が解消されていない」などがあれば、保健所や保健センターに遠路なく相談しましょう。産後、自宅に来られるのはちょっと面倒と思う方がいるかもしれませんが、家で相談できることは便利で、生活様式と合わせながらアドバイスを受けられることもあります。ぜひ利用しましょう。

2019.08.01

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頭を痒がったら疑う、アタマジラミへの対処

暑い季節にはやる病気にアタマジラミがあります。でも夏だけではなく、1年中発生しています。頭をかゆがる様子が見られたら、頭皮をチェックしましょう。シラミというと不衛生だからという印象がありますが、清潔にしていてもなることがありますから、誤解を広めないようにしましょう。園に通っている乳幼児や、学童クラブなど集団生活で発生することがあり、小学校低学年以下がかかりやすいと言われています。昼寝時や、頭を寄せ合って遊ぶの時にうつったり、枕やタオル、帽子、ヘアブラシなどから感染が拡大します。頭髪に寄生し、頭皮から吸血するため、かゆみを引き起こすのが特徴。アタマジラミ専用の医療用シャンプーを使って駆除するのが一般的です。目の細かい駆除専用のクシを使い、髪の毛についた小さな卵を駆除しましょう。

2019.04.01

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犬に噛まれたとき

犬が大好きで、犬に触りたがる子がいます。生き物に接すること、やさしくすること自体、とてもいいことではありますが、犬の場合は噛まれることもありますから、どんな犬にでも近づいてしまう子は、十分注意してあげることが大切です。もし、犬に噛まれた場合は、傷口付近をよく洗い流し、消毒液をつけ、小児科や外科で診察を受けましょう。小さな傷でもばい菌が入って化膿する場合がありますから、必ず医師に診せましょう。飼い主がいる場合は、狂犬病の予防注射をしてあるか、確認を忘れずに。野良犬などで分からない場合は、すぐに狂犬病のワクチンを接種してもらう必要があります。子どもが食べ物を持っていたり、おやつを食べた直後(食べこぼしが服に付いていることもあります)には、犬のそばに近寄らせないように注意しましょう。

2019.03.01

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顔や頭をひっかく

自分で顔や頭をひっかいてしまい、ひっかき傷ができたり、うっすらと血を出してしまう赤ちゃんがいます。赤ちゃんは泣いたり、眠かったりすると、顔などをかきむしってしまうことが少なくありません。赤ちゃんの爪は薄いので、爪が伸びているとひっかき傷がつきやすいので、こまめにチェックして、伸びていたら切ってあげましょう。あまり気になる場合は、ミトンを付けるという方法もあります。頭をかきむしってしまうからと帽子などをかぶせるのは、汗をかいてしまうので逆効果です。こまめに汗をぬぐってあげたり、暑い季節はシャワーで汗を流すなど、皮膚の清潔を心がけましょう。頻繁にひっかき傷ができてしまう場合は、湿疹ができていたり、肌がかさついていてかゆいなどのトラブルも考えられます。早めに小児科に受診しましょう。

2019.02.01

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病気・医療

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ガラガラに反応しない

赤ちゃんを育てていると、些細なことも気になるものです。ガラガラを鳴らしても赤ちゃんが反応してくれないと、「耳はちゃんと聞こえているのかしら?」と不安に思うこともあるでしょう。首がすわる前なら、音の方に顔を向けられないということもあるでしょう。ガラガラに反応しなくても、ドアを閉める音等にビクッとしたり、眠っている時に掃除機をかけると音に驚いて目を覚ましたり……。またおうちの方が語りかけると、ニコニコと嬉しそうにするなどの反応が見られれば、耳は聞こえていると考えて大丈夫です。首もしっかりしてきたのに、音に反応しない場合は、耳が聞こえない、または知的障害などの心配も考えられます。ただし、赤ちゃんも気が向かない時は、ガラガラに反応しませんから、それだけで判断することはできません。

2019.01.01

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誤飲に気を付けて

乳幼児の誤飲が後を絶ちません。タバコの誤飲は相変わらず多く、最近では、色が綺麗なジェル状洗剤の誤飲もあります。大人が使っているもの、手に持っているものは、とにかく赤ちゃんにとって魅力的なもの。「触ってはいけない」「口に入れてはダメ」という指示がわからない子どもの場合は、とにかく放置せず、手に届かないところ、高い場所に置くことが大切です。おもちゃの部品やボタン電池、ヘアピンなど、直径32mm以内のものなら、赤ちゃんは何でも飲み込んでしまいます。薬品や洗剤などは、基本的にすぐに吐かせましょう。特にタバコの誤飲は命に関わることもありますから、急いで病院に連絡して指示を仰ぎましょう。医師を受診する場合は、何をどのくらい飲んだのかと、子どもの様子を伝えます。飲んだものは受診時に持参しましょう。

2018.11.01

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奇声を発して困る

生後半年くらいから、2歳前後くらいまで、赤ちゃんが奇声を発することがあります。公共の乗り物や、人が集まっている場所で奇声を上げられると、親としては困りますね。個人差があって、よく奇声を発する赤ちゃんと、あまり発しない赤ちゃんもいますが、親の育て方が悪いということではありません。0−1歳頃は、声を出して遊んでいることもあります。奇声を発すると、大人が反応しますから、それが楽しくてする場合もあります。1−2歳頃は、感情が高ぶったり、何か伝えたいけれどうまく話ができないようなときに奇声を発することがあります。奇声を確実に止める方法はありませんが、抱き上げたり、「どうしたの?大丈夫だよ〜」などと声をかけるとおさまる場合もあります。あまり回数が多く心配なら、小児科医に相談してみましょう。

2018.10.01

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マタニティブルー

産後に、気持ちが落ち込むことがあります。子育てに大きな不安を感じたり、子育てする気力が失せてしまう、涙もろくなる、また頭痛や食欲不振になる場合もあります。これは、出産によってホルモンバランスが大きく変動するためのもの。多くの人がそのような症状になり、ほとんどの場合、産後1カ月過ぎる頃には少しずつ回復していきます。長く続く場合や、落ち込みが激しい場合は「産後うつ」を疑い、早めに産婦人科や心療内科を受診しましょう。できれば、お父さんも同行してましょう。お母さんに落ち込みの症状が見られたら、お父さんや家族はできるだけ一緒に過ごして、家事や育児を一緒に行いつつ、見守りましょう。難しい場合は、家事や育児サポートを利用して、お母さんの負担を軽減しましょう。「がんばれ」は禁句です。

2018.05.01

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子ども服の安全

子ども服が原因で、事故が起こることがあります。フードやひもがすべり台やジャングルジムに引っかかる、自転車のチェーンに絡まる、子ども同士が引っ張り合って事故になることもあります。国が定めたメーカー向けJIS規格では「4129(ヨイフク)」として、安全基準を示しています。フードは引っかかったり引っ張られる可能性があるので注意が必要、ひもは、特に先にぽんぽんが付いていたり飾りボタンが付いていると引っかかりやすくなります。頭や首周りから垂れ下がっているひもはNG、背中から出るリボンやひもは付けられません。上着やズボンなど、股より下の裾に垂れ下がったひもは付けられません。子ども服を購入するときはついかわいらしさで選んでしまいがちですが、「この服は子どもに安全か」という視点を優先しましょう。経済産業省「その服、4129ですか??http://www.meti.go.jp/main/60sec/2016/20160209001.html

2017.11.01

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予防接種を受ける?

赤ちゃんが生後2カ月になったら、予防接種がスタートします。国が接種を推奨して無料で受けられる定期接種と、保護者が実費を負担する任意接種があります。任意接種も、受けなくてもいいものではありません。予防接種では副反応のリスクを心配する保護者が少なくありません。しかし、命を落としかねなかったり、かかるととても辛い症状が続いたり、場合によっては重い後遺症が残る病気に対して、予防接種が作られています。予防接種をしたからと言って、絶対に病気にかからないという訳ではありませんが、かかっても症状が軽く済むなどの効果がありますから、赤ちゃんを守るために、受け忘れのないようにしましょう。接種スケジュールは、かかりつけ医に相談しましょう。受け忘れないようにスケジュール管理ができるアプリも好評です。

2017.08.01

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食が細い

「子どもが食べる量が少なくて、心配」というお母さんもいるでしょう。でも、そもそも食べる量には、個人差があるもの。また、運動量が少ないと、あまり食が進まないということもあります。起きる時間寝る時間、食事の時間など、生活リズムがほぼ整っていて、日中体を動かしていれば、食事の時間になると、お腹がすくもの。ただ、もともと小柄で小食の子もいますから、健康診断で問題なければ、心配しなくても大丈夫でしょう。食事の雰囲気の影響も大きいもの。お父さんが遅いからと大人の食事を遅くして、子ども1人だけ先に食べさせていると、あまり食べないことも。家族で「これおいしいね」と楽しく食べると食が進むこともあります。友だち同士で食べると、びっくりするくらい食べることも。おいしく食べている人を見ることも大切です。

2017.07.01

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異物による窒息に注意

誤飲(異物による窒息)によって、毎年約50人の子どもの命が奪われているそうです。誤飲してしまうものは、さまざま。500円玉などの小銭や、ボタン、指輪、おもちゃ、ピアス、ブローチ、ボタン電池などから、ピーナツなどの豆類やあめ玉、プチトマトなどを飲み込んでしまうケースも後を絶ちません。トイレットペーパーの芯(直径39mm程度)の大きさに通るものは飲み込む可能性が高いので、チェックの目安にしましょう。食べ物やおもちゃなどを口に入れたまま、横になる、おむつを替える、歩く、走る、飛び跳ねる、ふざける、驚く、笑うなどによって、ふっと飲み込んでしまう可能性がありますから注意を。新生児期は、ベッドサイドのタオルを自分で引っ張り、顔にかけてしまうこともあるため、赤ちゃんの目線での環境整備を心がけましょう。

2017.05.01

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障がい児との関わり

ネットの影響もあり、発達障がいなどの言葉も、よく聞かれます。ただ、言葉ばかりが先行し、実際に障がいの内容を知らない人の方が多いでしょう。ちょっと変わった行動をする、一緒に行動できないなど違いを感じると、わからないから、わが子を遠ざけたくなるお家の方もいると思います。その点、子どもは先入観を持っていないので、障がい児と、柔軟に関われる子が多くいます。最初は戸惑っても、うまくできなければ、手助けしたり、自然にサポートしてあげることがよくあります。わが子が、相手を思いやる、相手に役に立つという気持ちを持ってくれることは、とても大切ですし、障がい児にとっても、友だちから受ける刺激は、心にも体の成長にもとても有効です。親の方が壁を作らず、ぜひ子ども同士の関わりをサポートしてあげられるといいですね。

2017.03.01

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家庭内の事故

家庭内の事故で、ケガをしたり命を落とす子どもが少なくありません。タバコや洗剤、化粧品などを誤飲したり、残していた風呂水におぼれたり、ベランダから落ちてしまうということもあります。まだ話ができない乳幼児期はもちろん、言い聞かせてわかる年齢になっても、子どもの好奇心がまさってしまう場合もあります。多くの時間を過ごす家庭では、事故が起きないような工夫と配慮をしましょう。防災などのために風呂水を残しておくなら、子どもが入れないようにしましょう。空の植木鉢などが踏み台代わりになる場合もありますから、ベランダには、登れるようなものを置かない工夫をしましょう。誤飲の原因になるものは、手の届くところに放置せず、子どもが開けられないところに片づけましょう。子どもの目線で、チェックし配慮することが大切です。

2017.02.01

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しもやけを防ぐ

「しもやけ」になる子どもがいます。体質などの関係もあるようですが、指先や手の甲、足の指などがあかくなり、放っておくとひどいしもやけになることがあります。足を引きずって歩いているときには、足の裏がしもやけになっていることもあります。しもやけは血液循環が悪くなるために起こりますが、ぬれた手足を冷たい風にあてたりするとなりやすくなります。指しゃぶりのあとがしもやけになることもありますから、気をつけてふいてあげるといいでしょう。しもやけは、ひどくならないうちに対処することが大切です。しもやけの気配が見えたら、手足の血の巡りをよくするために、よくマッサージをしてあげるといいでしょう。入浴は予防にも治療にもなるものです。入浴後はタオルで良くふいて、水分を残さないようにして、ハンドクリームなど、脂肪性のクリームなどをつけるだけで、翌朝よくなる場合もあります。

2017.01.01

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仕上げみがきがイヤ

「乳歯は虫歯になっても抜けるから、ちゃんと歯みがきしなくても大丈夫」と思っていませんか。乳歯の下で永久歯の準備が始まっています。乳歯のときから歯みがきをきちんとしておきましょう。子どもを押さえつけて仕上げ磨きをしていては、歯みがきが嫌いになってしまいます。子どもは何をされているのかわからず、不安になっていることもあります。親の歯みがきの様子を見せたり、鏡を見せながら「歯がきれいになってきたね」と、仕上げ磨きをすると、子どもも安心するでしょう。うまくできなくても、子どもにも歯ブラシを持たせ、自分でやらせることも大切。その後「お母さんの歯みがきも手伝って」と交互に仕上げ磨きをするという方法もあります。歯みがきの絵本などもありますから、コミュニケーションを取りながら、楽しく仕上げ磨きをしましょう。

2016.11.01

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登園を渋る子

幼稚園や保育園に行く時間近く、急に「お腹が痛い」「頭が痛い」と言い出すことがあります。もちろん病気の可能性もありますが、登園が困難な状況のことも。これは仮病ではなく、心の重荷が身体に出てしまう症状。本当に吐き気がしたり、頭痛がしたり、微熱が出ることもあるのです。小さな子の場合は、何が負担で行かれないのか、理由を説明できなかったり、その理由自体を自覚できていない子もいます。まずは親子でゆっくりと時間を過ごし、スキンシップしたり甘えさせて、心を解放してあげましょう。「お友だちがね……」など気がかりになっていることを話してくれたら、「それはつらいよね」などと気持ちを受け止め、「どうしたらいいかな」と一緒に考えてあげましょう。場合によっては、先生にも伝えて、フォローをお願いすることも必要です。

2016.10.01

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赤ちゃんの成長

「母子手帳」に、体重や身長などの平均値がグラフ化された「赤ちゃんの成長曲線」が男女別に掲載されています。グラフの帯は、各月齢の94パーセントの子どもがその範囲内であることを示しています。あくまでも平均値ですから、個人差もあり、低出生体重児などは、グラフにあてはまらないこともあります。ラインから少しはずれていても、その子なりの成長曲線を描いていて、元気で過ごせていれば、基本的には心配ありません。暑い季節などは赤ちゃんも多少食欲が落ちるなど、季節などによっても、成長ラインが多少ジグザクすることもあります。先月より伸びが少ないなどと、細かく気にせず、数カ月の単位での成長を見ていきましょう。市町村実施の定期検診は忘れずに受け、成長を確認すると安心。心配があれば、保健所や小児科で、相談を。

2016.08.01

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予防接種を受けた後

予防接種を受けたら、どのように過ごせばいいのでしょうか。予防接種後は、疲れて体調を崩さないように、帰りは短時間の買い物程度にすませて、すみやかに帰宅しましょう。帰宅後は、いつも通りの生活で大丈夫。家の中を走り回ったり、汗をかくほどの激しい遊びは、控えましょう。経口ワクチンの場合、すぐに飲食すると吐いてしまうこともあるので、授乳や飲食は、接種後30分程度経ってからにします。体調に変化がなければ、入浴しても大丈夫です。注射した場合は、接種したところを、強くこすらないようにして、長湯は避けましょう。病院や会場で渡される注意書きには副反応などのことが書かれているので、よく読みましょう。接種後に熱が出たり、いつもと違う様子が見られたら、小児科で診てもらいましょう。自己判断は禁物です。

2016.07.01

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子どもがぐずる

子どもがぐずる理由は、思い通りにならない、自分の思いを伝えられない、おなかが空いた、甘えたい、眠い、体調が悪いなどさまざま。乳児は、泣くことで不快を表現しますが、少し大きくなると、子どもはぐずるという行為で不快を表現します。もう一つの理由は、親がイライラしているとき。気がかりがあったり、何かうまくいかなくてイライラしていると、子どもに親のイライラが伝わります。子どもの世話どころじゃなく、ましてや子どもに合わせる気持ちの余裕がなかったり。でもそんな時に、子どもは自分に気持ちを向けて欲しくてぐずります。前出の不快の状況を改善してあげてもぐずりが修まらない場合は、親自身がイライラしているからかもと、わが身を振り返ってみましょう。親が落ち着いて笑顔になると、子どものぐずりが減ることも少なくありません。

2016.05.01

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病気・医療

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薬の飲み方と保管

病院で薬を出されたら、飲み方をよく確認しましょう。皮膚科や耳鼻科など他の科でもらった薬があれば、医師に伝えます。薬は決められた時間に、決められた量をきちんと飲ませます。医師から「○○の症状がなくなったら、△△の薬は飲まなくていいですよ」と言われない限りは、きちんと飲みきります。お昼寝などで時間がずれた場合は、起きたら早めに飲ませましょう。次の服用時間が近い場合は、1回分を飛ばします。2回分をまとめて飲んではいけません。薬は直射日光が当たったり、湿度が高くなる場所には置かないこと。子どもの手が届く場所も避けます。別な入れ物に保管するのは、間違いの元。薬袋や説明書などは一緒に保管し、古くなった薬は使わないこと。きょうだいで同じような症状でも自己判断で飲ませず、その都度、処方してもらいましょう。

2016.04.01

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病気・医療

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かさつき肌のケア

寒い季節になると、かさつきがちの子どもの肌。入浴時、清潔を心がけて、洗いすぎてしまうと、かさつきがひどくなることもあります。また、食事の途中や後、食べかすがついた口の回りを拭いたり、よだれを拭き取ったりしているうちに、だんだんと、肌が赤くかさついてしまうことも。小さな子どもの肌は薄いので、洗いすぎ、拭き取りすぎによって、必要な皮脂まで取り除いてしまっていることがあります。ガーゼでこすりすぎて、肌トラブルの原因になっていることも。よだれなどはこすらず、おさえるように拭き取る、入浴時には、手のひらで石けんを泡立てて洗うようにしましょう。汚れを落とした後は、保湿をしっかりと。ローションやオイルなどは、無香料、低刺激など、ラベルのチェックも忘れずに。赤ちゃん用のものだと安心です。

2016.02.01

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病気・医療

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手洗いの週間をつける

食事の前に手を洗う、帰宅後やトイレの後に手を洗う……。手洗いの習慣は「さあ、今日から始めましょう」と言ってもなかなか身につかないものです。「まだ分からないし…」と思わずに、小さいうちは離乳食を食べた後、お散歩から帰ったときなどに、「きれいになって気持ちいいね」と声をかけながら手をふいてあげましょう。洗面台の前に立てるようになったら、お母さんやお父さんが後ろから抱え込むように手を添え、洗い方を教えてあげます。始めは水道から水が出るのがおもしろくて、水遊びのようになることもありますが、多少は大目に見てあげるといいですね。洗面台が高くて手が届かない場合は、踏み台を置いたり、手ふきタオルを手の届く位置に用意するなど、自分でできるように環境を整えましょう。できたらほめると、だんだん自分からすすんでやるようになるでしょう。

2015.11.01

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小さく生まれた子

最近では、体重2500g以下の低出生体重で生まれる赤ちゃんも少なくありません。小さく生まれた赤ちゃんは、成長がゆっくり。育児誌などに「○カ月頃、△△ができる」などの目安がありますが、身体の発達は本来の出産予定日から数えた月齢で考えましょう。精神的な発達は、生まれた時からの月齢が目安となることが多いようです。身体や見た目の発達はゆっくりなのに、精神的な成長の方が先になり、少し違和感を感じることもあるようですが、その後の成長は子どもによってさまざま。ある程度の月齢、年齢になると、ほぼ平均値くらいに成長する子も少なくありません。心配や不安があれば抱え込まずに、保健所や家庭支援センターなどに相談しましょう。低出生体重児の親が集まってサークルなどを作っている所もありますから、探してみましょう。

2015.10.01

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歯みがきに慣れさせる

子どもが歯みがきを嫌がったり、仕上げ磨きに苦戦しているお母さんも多いでしょう。でも、赤ちゃんの方は、いきなり押さえつけられたり、ゴワゴワした歯ブラシを口に入れられたりして、びっくりしたり嫌がっても、無理はありませんね。まずは、赤ちゃんとスキンシップして、顔や口の周りを触りましょう。自然と口元がゆるむはずです。お母さんやお父さんは、「歯をピカピカにしようね」と声をかけながら磨いてあげましょう。子どもに親の歯ブラシを持たせて「磨いてくれる?」とやらせてみて、「じゃあ交代ね」と仕上げ磨きをしているお家もあるようです。シリコン製の歯ブラシは、歯の生え始めに歯茎がかゆかったり、歯がための感覚で使うのは良いのですが、早めに毛がついている歯ブラシを口に入れることに慣らすのがおすすめです。

2015.08.01

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集団検診の日の病気

日にちが決まっているせっかくの集団検診の日に、風邪をひいてしまった……。お母さんとしてはとても悩むところ。先延ばしにするより、受けられるものなら受けてしまいたいもの。その場合の判断が難しいですね。熱が出ていればもちろん次回にすべきだろうけれど、鼻水程度だったらいいのか、でも他の赤ちゃんに風邪をうつしてしまっては申し訳ないといろいろ迷うでしょう。寒い日なら風邪でなくても鼻水が出ることもあります。食欲がないとか、だるそうにしているなど、他に変わった様子がないなら、検診を受けに行ってもいいと思います。迷うようなら、直接相談してみてはいかがでしょう。親としてはなるべくその日に受けさせてしまいたいと思いがちですが、保健所に問い合わせれば次回の予定を教えてくれるはず。くれぐれも無理は禁物です。

2015.07.01

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子どもの病気対策

共働きの場合は特に、保育園に通っている子どもが急に病気になると、仕事の調整で困ることがありますね。仕事の休みをフレキシブルに取れる場合はいいですが、急な休みが難しい場合は、お父さんとお母さん、どちらが休むか、おばあちゃんなどに見てもらうかなど、段取りも大変です。急な休みの可能性は、事前に職場に理解を得ておくといいですね。病気対策としては、規則正しい生活をするのがおすすめ。早寝早起きし、3食をきちんと摂ると、体のリズムが整います。手洗いやうがいも、心がけましょう。体調が悪そうなら、無理をさせないこと。無理をして悪化させてしまい保育園を数日休むより、早めに休ませて体調を回復する方が、子どもも親も負担が軽くなります。そのためには、子どもの体調の変化を日々キャッチすることも大切です。

2015.02.01

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子どもの肥満

肥満の子どもが増加しています。食事に脂肪分が多くなり、ジュースやスナック菓子などの摂取が増え、運動量が減っていることも原因です。肥満によって、糖尿病や高血圧などの合併症を引き起こす可能性もあり、大人になると、心筋梗塞や脳梗塞などを起こしやすくなると言われています。子どもの肥満の場合、病気を併発していなければ、無理に減量しません。朝は規則正しく起き朝食をはじめ3食きちんと食べる、よくかんでゆっくり食べる、テレビを消して家族で食卓を囲むなど、食事の仕方を見直しましょう。運動も大切です。激しい運動より、歩く、体を動かす時間を増やしましょう。足にフィットするウォーキングシューズを履かせて、リズミカルに歩くように心がけます。子どもだけにやらせても長続きしないので、親子みんなで取り組みましょう。

2015.01.01

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予防接種は生後2カ月から

出産後、赤ちゃんとの生活に慣れるのも大変ですが、予防接種のスタートは生後2カ月。予防接種法では「定期接種」と、「任意接種」があります。任意接種になっている病気は軽い病気ということではありません。任意接種も検討しましょう。ヒブ、肺炎球菌ワクチン、ロタウイルスなどは、生後2カ月から接種がスタートします。「ワクチンで防げる病気」を知ろうという活動をしている「VPDを知って、子どもを守ろう。」の会のホームページには、赤ちゃんの月齢の軸で見られる予防接種スケジュールが掲載されています。妊娠中から確認しておきましょう。また、生後1カ月健診は出産した病院で受けることが多くありますが、予防接種や育児相談などを考えると、地域の小児科で診てもらうのがおすすめ。気軽に相談できる小児科を早めに見つけておきましょう。

2014.11.01

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乳幼児突然死症候群

元気だった赤ちゃんが、睡眠中に突然命を落としてしまう乳幼児突然死症候群(SIDS)。主に1歳未満の赤ちゃんに見られる病気です。原因はよくわかっていませんが、発生を減らすために、以下を心がけましょう。お母さん自身の喫煙、お父さんや周囲の受動喫煙もよくないことがわかっています。妊娠中や出産後の喫煙はやめましょう。母乳育児の方が、発症率が少なくなっています。可能なら、できるだけ母乳で育てましょう。赤ちゃんはあおむけに寝かせましょう。うつぶせの方が落ち着く赤ちゃんの場合は、そばにいるように心がけましょう。赤ちゃんの布団は柔らかすぎないものを利用しましょう。SIDSは窒息によるものではありませんが、赤ちゃんが自分で首を動かしたり寝返りを打てるまでは、あおむけに寝かせるようにしましょう。

2014.10.01

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うんちの回数の心配

うんちは健康のバロメーターです。乳児期は特に、赤ちゃんのうんちをよくチェックしましょう。うんちの回数は赤ちゃんによって、異なります。うんちが出ない=便秘とではありません。母乳のみで育っている場合、1週間に1度くらいしかうんちをしない赤ちゃんもいます。コロコロした固いうんちを出すときに肛門が切れて痛そうだったり、おなかが張ってきげんが悪い、おっぱいの飲みも悪くなるなどの様子が見られるなら、おなかをマッサージしたり、綿棒で肛門を刺激する、場合によっては浣腸を使うのもいいでしょう。うんちの回数が多い場合も、下痢とはいえません。生後すぐの赤ちゃんは1日に10回以上、うんちすることもあります。色や臭いがいつもと違う、きげんが悪い、おっぱいの飲みが悪いなどの様子があれば、小児科を受診しましょう。

2014.09.01

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離乳食の食材

離乳食は生後5〜6カ月頃から、なめらかにすりつぶした状態のものを、スプーン1杯からはじめます。与える食品は、離乳食の進み具合によって、少しずつ増やします。始めは、アレルギーの心配が少ないおかゆ(米)から。新しい食品は、1さじずつ与え、赤ちゃんの様子を見ながら、量を増やします。じゃがいもや野菜、果物、豆腐や白身魚など、種類を増やしていきましょう。卵は固ゆでの卵黄から始めて、全卵へ。魚は白身魚から、赤身魚、青皮魚へと進めます。ヨーグルトや、塩分・脂肪の少ないチーズも利用できます。肉は脂肪の少ない鶏肉から始め、脂肪が多い肉は遅めに。親がアレルギー体質の場合、乳製品を与えるタイミングは、小児科医に相談してみましょう。心配だからと与えないのでは、食材をバランスよく摂ることができません。

2014.07.01

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赤ちゃんの水分補給

汗っかきで、おしっこの回数も多い赤ちゃん。大人に比べて新陳代謝が激しいため、暑い季節には特に、こまめな水分補給が大切です。母乳の場合は、欲しがるたびに与えましょう。お母さん自身も授乳中はのどが渇きやすいので、水分をたくさん摂るように心がけて。離乳食開始前の赤ちゃんなら、ミルクも欲しがるだけ与えましょう。離乳食開始後は、離乳食を食べさせた後に、母乳やミルクを与えましょう。母乳は欲しがるだけ与えてOKですが、ミルクは1日3〜5回が目安と言われています。このほかに、水や赤ちゃん用の麦茶などで水分補給しましょう。たくさん汗をかいたら、塩分が少し入った経口補水液なども利用しましょう。ドラッグストアなどで購入できます。ただし甘みがあるので、だらだら飲ませるのは虫歯の原因にもなるため禁物です。

2014.06.01

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おへそをいじる

気が付くとおへそをいじっている赤ちゃんがいます。おへそと言うのはおちんちんと同じで、赤ちゃんにとって体の中でとても不思議で興味をひくもの。ちょうど手が届くところにあって、へこんでいるので、無意識に触ってしまうのでしょう。でも、おへその中は不潔になりやすく、いじりすぎると細菌感染を起こして臍炎になることもあります。気が付いたら叱りつけることなく、何かの遊びに誘うなど、別なものに興味を移してあげるといいでしょう。2歳くらいなら、親の言うことも分かりますから、「おへそをいじっていると、ばい菌が入ってお腹が痛くなっちゃうよ」などとくり返し言い聞かせましょう。そうは言ってもすぐにはやめられないもの。爪を切ったり、食事の前の手洗いを習慣化するなど、清潔を心がけてあげるといいですね。

2014.05.01

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災害後の子どもの様子

地震や災害などを体験したり、テレビで衝撃的な映像を見ると、子どもの心が不安定になり、親への依存が強くなります。赤ちゃん返りをしたり、親にまとわりついたり、ぐずったり泣きわめくこともあります。可能なら、できるだけ子どもと一緒に過ごし、ひざに乗せる、肩を抱く、手をつなぐなど、スキンシップを心がけましょう。「がんばれ」「しっかりしなさい」などの叱咤激励ではなく、「大丈夫」「守ってあげる」など、包容的な言葉がけをしましょう。子どもは何度も同じ話をすることがありますが、ちゃんと聞いて、感情を吐き出させてあげましょう。いつもと同じ生活は、子どもの心を安定させます。子ども同士遊ばせたり、絵本を読み聞かせたり、お絵かきをした……。子どもができることがあれば、お手伝いを頼むなど役割を与えましょう。

2014.04.01

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身長が低い

赤ちゃんの身長の伸びには、個人差があります。低出生体重児(2500g未満)として産まれてきた赤ちゃんは小さめですし、遺伝による場合もあります。小さく生まれても、成長するにつれて身長体重が平均の範囲に追いつきますが、2〜3歳になっても、身長の伸びが追いつかない子が約1割。この場合はSGA性低身長症などの病気が疑われ、成人になっても、背が低いことが考えられます。SGA性低身長症の場合には、早めの診断とホルモン療法などによって治療することが可能。成長ホルモンは夜、分泌されるので、生活面でも夜更かしをせず、早寝早起きを心がけ、規則正しく生活することも大切です。適切な診断を受けるためには、母子手帳などにある成長曲線のグラフを記入することが大切。標準から著しく離れているようなら、小児科を受診しましょう。

2014.03.01

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病気のサイン

急な高熱や吐き戻しなどは、病気とわかりやすいもの。ですが、抱っこしたり、授乳のときに肌に触れたときに、「いつもより熱いな?」と感じたり「いつもより元気がないな」と思う“親のカン”は大切。病気の始まりのサインであることもあります。特に小さな子の場合は、きげんも重要なサイン。いつもは比較的ごきげんに過ごしている子がグズグズときげんが悪いのは、病気の始まりのことも多いものです。いつもと違うと感じたら、検温はもちろん、鼻水やくしゃみ、ミルクの飲み具合、食事を普段通りに食べられているか、便の様子などを確認しておきましょう。熱は、昼間より夕方や夜は若干高めのこともありますから、普段から平熱を把握しておくことも大切です。受診の時に、普段との違いを的確に伝えることは、医師の正しい診断にも役立ちます。

2014.02.01

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病気・医療

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しゃっくりをよくする

赤ちゃんがしゃっくりをしてなかなか止まらないと、心配になりますね。しゃっくりは何らかの刺激によって、横隔膜が痙攣するために起こるもの。刺激に敏感な赤ちゃんは、よくしゃっくりをします。しゃっくりの原因は、主に以下のようなこと。空腹時におっぱいを急にゴクゴクと飲むと、胃がふくらんで横隔膜を刺激します。おっぱいの後は背中を軽くさすって、ゲップを出させましょう。おしっこやうんちをしてお尻が濡れて冷たくなると、しゃっくりが出ることがあります。パンなど水分の少ないものを慌てて食べると、むせて、しゃっくりが出ることがあります。スープや飲み物などを取りながら、ゆったり食べるようにするといいですね。しゃっくりは、そのうち止まるので放っておいても大丈夫。気になれば、湯冷ましなど水分を与えてみましょう。

2014.01.01

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溶連菌になったら

溶連菌(ようれんきん)感染症とは、細菌感染が原因で起こる病気。風邪と似た症状ですが、風邪とは全く違う病気です。突然38℃以上の高熱が出たり(37℃台のこともある)、咽頭炎や扁桃腺などのどの痛みが強くなることがあります。舌がぶつぶつしたり、体や手足、口の中に小さな赤い発疹が出ることもあります。のどが痛くなるので、食事はのどごしの良いものを与えてあげましょう。細菌感染によるものなので、抗生物質による薬物治療が大切。医師の診断を受け、処方された抗生物質を飲むと、2〜3日で発熱や痛みはよくなります。ただし、薬を自己判断でやめてしまうと、再発したり、リウマチ熱や腎炎など重い後遺症にかかってしまうことがあります。処方された薬はきちんと飲みきり、医師の指示に従って、再度、診察を受けるようにしましょう。

2013.12.01

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母乳継続で虫歯が心配

歯科検診で、「母乳継続によって、虫歯になりやすくなる」と卒乳を勧められるケースがあるようです。一方、「母乳に含まれるラクトフェリンが虫歯菌の増殖を抑える」などの説も。離乳食が完了する1歳過ぎてからの口内のケアは、母乳に限らず、食生活を含めた生活習慣として考えましょう。(br>乳児期の母乳は、欲しがるときに欲しがるだけ与えるという考え方が基本ですが、離乳食完了後は、母乳は親子のスキンシップなど精神的な役割が大きくなります。厳密にする必要はありませんが、母乳をあげるタイミングもお風呂に入った後など、1日の中で決めていくといいですね。おやつやスポーツドリンクも同様ですが、要はだらだらと飲んだり食べたりし続けないことが大事。歯みがきを習慣にし、食後には水やお茶を飲んで口内を流すことを習慣にしましょう。

2013.11.01

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「お腹が痛い」と登園を渋る子

幼稚園や保育園に行く時間近く、急に「お腹が痛い」「頭が痛い」と言い出すことがあります。もちろん病気の可能性もありますが、登園が困難な状況のことも。これは仮病ではなく、心の重荷が身体に出てしまう症状。本当に吐き気がしたり、頭痛がしたり、微熱が出ることもあるのです。小さな子の場合は、何が負担で行かれないのか、理由を説明できなかったり、その理由自体を自覚できていない子もいます。まずは親子でゆっくりと時間を過ごし、スキンシップしたり甘えさせて、心を解放してあげましょう。「お友だちがね……」など気がかりになっていることを話してくれたら、「それはつらいよね」などと気持ちを受け止め、「どうしたらいいかな」と一緒に考えてあげましょう。場合によっては、先生にも伝えて、フォローをお願いすることも必要です。

2013.10.01

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病気・医療

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赤ちゃんの落下に注意

生後しばらくは、寝かせたままの位置で寝ていますが、そんな時期はあっという間。赤ちゃんは次第にバタバタと手足を動かし、手足の力が強くなって、自分の身体を少しずつ移動するようになります。早い子では生後4カ月くらいから、足を蹴っているうちに、布団からずり上がったりすることもあります。ソファーや椅子などに、ちょっとの間だからと、寝かせておくのは、落下の原因になります。赤ちゃんは日々成長しています。昨日はできなくでも、今日は移動できるかも知れません。おむつ替えや、お風呂から上がったとき、少しの間でも、高さのある不安定な場所に寝かせるのは、赤ちゃんが動いて落下することもあり、とても危険です。ほんの少しの時間でも、できるだけ床に座布団やミニマットを敷くなどして、低い位置でのお世話を心がけましょう。

2013.09.01

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病気・医療

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乳児の虫歯

1歳前、乳歯が数本しか生えていない赤ちゃんなのに、虫歯になるケースが珍しくありません。市販の乳幼児用のイオン飲料やジュースなどばかり、飲ませてしまっていることもあるようです。離乳食が始まると果汁も飲ませますが、あくまでもメニューの一つと考えましょう。熱があるときには、イオン飲料の方がいいとされていますが、乳児期にはおっぱいやミルクでの水分補給でも、十分です。ジュースやイオン飲料には糖分が入っているものもありますから、歯みがきがまだできない赤ちゃんの場合は、飲ませた後には、白湯などを飲ませましょう。もちろん、1日1〜2回は、ガーゼで汚れを拭き取ってあげるといいですね。味のある水分ばかり与えていたために、水や麦茶を飲めない幼稚園児もいるようです。イオン飲料やジュースはほどほどを心がけましょう。

2013.07.01

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紫外線に注意を

母子手帳からは10年以上前に、日光浴をすすめる項目がなくなりました。以前は赤ちゃんの健康のために日光浴が必要だと考えられていましたが、紫外線が身体に与える影響の方が深刻だということがわかったからです。紫外線は日焼けを起こすだけでなく、皮膚の老化や皮膚がんの原因にもなると言われています。特にメラニン色素が少ない赤ちゃんが日焼けをすると、火ぶくれになってしまったり、将来皮膚がんを発症する確率が高くなるとも言われています。年間では、6〜8月がもっとも紫外線が強いと言われています。この時期、紫外線がとても強い正午前後の外出はなるべく控えましょう。外出の時には、帽子をかぶらせたり、遊ばせるときにはなるべく日陰を選ぶこと。赤ちゃん用の日焼け止めクリームなども出ていますから、上手に使いましょう。

2013.06.01

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産後うつ

出産後は、ホルモンバランスが崩れており、体調の回復期でもあり、疲れやすくなります。初めての育児への戸惑いなど、精神面でも不安定になりやすい時期。ほとんどのお母さんが気分の落ち込みを感じています。これは一時的なものですから、産後1カ月後頃には、落ち着いてくると言われています。ただし、気分の落ち込みが継続している、より強くなっている場合は、「産後うつ」を疑いましょう。産後うつは、うつ病。診療を受け、必要なら薬を処方されます。授乳中の場合、授乳を優先して、処方薬を自己判断で服用しない方もいるようですが、赤ちゃんのためにも、産後うつの回復を優先させましょう。予防には、お母さん自身が頑張りすぎない、思い詰めないことが一番ですが、そのためにはお父さん含め、周囲のサポートが重要。特に産後1カ月は周囲の協力を得て、身体と心を休めましょう。

2013.05.01

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泣き方が違う時

いつもとちょっと泣き方が違う、いつもとちょっと様子が違う……。このような赤ちゃんの些細な変化は、お母さんだからこそ気が付くことも多いものですね。熱が出て体調が悪くなると、赤ちゃんは機嫌が悪くなり、いつもと違う泣き方をすることがあります。検温して熱を確かめてみましょう。また、いつもと違って、急に激しく泣くなどの時には、便に血が混ざっていないか、吐いたりしないかなど、ほかに変わったことがないか注意しておきます。何らかの病気の可能性があります。中耳炎の場合も耳の痛みで激しく泣く場合があります。病気などが原因で泣いている場合には、抱っこしてあげてもすぐに泣きやまなかったり、あやしたときの反応も違うものです。いつもと違ってちょっと心配だと思ったら、病院で診てもらうと安心ですね。

2013.04.01

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成長や発達の心配

育児書と比べたり、近所の子と比べてみたり。わが子が小さめだったり、ほかの子が歩いているのに、まだ歩かないと、心配になりますね。身長や体重は母子手帳に発育曲線が書かれています。目安の帯が書かれていますから、その範囲に入っていて、わが子なりの曲線を描いていれば大丈夫。また、寝返りやはいはい、歩き始めにも、とても個人差がありますから、わが子なりの発達の様子を見ることが大切です。特に、低出生体重児(小さく生まれた赤ちゃん)の場合は、成長がゆっくりめのことも、少なくありません。自治体で行っている定期健診は、無料で受けられますから、その機会を利用して、相談してみましょう。心配なら、地域の保健所に直接相談しましょう。発達や栄養などのアドバイスや、必要であれば、適切な機関を紹介してくれます。

2013.03.01

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食物アレルギーの心配

赤ちゃんに湿疹が出ると、「食物アレルギーかな?」と心配するお母さんも少なくありません。「昨日の牛乳かな?」とか、「卵を食べたからかな?」と思いめぐらし、素人判断でその食物の摂取をやめるのは栄養の偏りも心配ですからよくありません。まずは赤ちゃんの身体の様子をよく観察すること。熱や咳はなく、湿疹だけか、どの部分に出ているのか、継続的に出ているのか、少し経つと薄れていくのかなど、客観的に把握しましょう。湿疹が出る前に食べた食物なども、書き出しておきましょう。まずは小児科で診てもらい、そのような情報をきちんと伝えます。アレルギーと診断され、しばらく治療しているのに湿疹の状況が改善されないなら、アレルギーの専門医に診てもらうことも検討しましょう。

2013.02.01

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赤ちゃんにマスク?

風邪ひきが増えている季節、赤ちゃんにマスクさせるべきでしょうか?赤ちゃんにマスクをすると呼吸しにくくなる可能性もありますから、マスクはさせなくて大丈夫。それよりも、人ごみへの外出を避けましょう。家族は、外から風邪やインフルエンザなどの菌を持ち込まないように、外出時はマスクを着用し、帰宅後はうがいや手洗いを徹底することが大切です。赤ちゃんが熱を出したり、せき込んだりしたら、体温や赤ちゃんの様子をきちんと把握することが大切です。多少熱があっても、きげんがさほど悪くなく、おっぱいやミルクを飲めれば、そんなに心配しなくても大丈夫。病院が閉まっている夜間など心配なら、救急外来を行っている病院に電話して、指示をあおぎましょう。小児救急電話相談「#8000」でも、対処法などの相談に応じてくれます。

2013.01.01

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くちびるがカサカサ

赤ちゃんの皮膚は薄いので、乾燥する季節には水分が逃げていきやすくなります。寒い季節は特に乾燥しやすいため、保湿を心がけたいものですが、身体と違って、くちびるのケアは忘れがちになることも多いようです。くちびるがカサカサになると、ひび割れたり、皮がむけてしまうことがあります。離乳食などがしみたりして食欲が落ちることもありますから、気をつけてケアしてあげましょう。はがれてきている皮は気になりますが、無理にむくのは禁物。食後は口を拭くなど清潔を心がけましょう。小児科で診てもらうと塗り薬を処方してくれます。薬局で購入する場合は赤ちゃんに使うと告げて、無香料のリップクリームを紹介してもらいましょう。口角が切れるなどの場合は、アトピーなども心配されます。早めに医師に診てもらいましょう。

2012.12.01

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健診を受けるときに

赤ちゃんが産まれて1カ月後と、その後数カ月ごとに健診を受けましょう。公費で受けられる健診は、地方自治体からハガキなどでお知らせがくる場合が多いようですが、何カ月ごろに受けられるのか、確認しておくと良いですね。ハガキなどのお知らせが来たら、日時と場所を確認し、道順などを確認しておきましょう。問診票がついていたら記入しておきます。当日は、母子健康手帳はもちろん、小児科などで健診を受ける場合は、診察券や保険証も持っていきましょう。おむつやミルク、着替え、お気に入りのおもちゃもあると便利です。当日はたくさんの赤ちゃんが健診を受ける場合が多いので、スムーズに受診できるように、脱ぎ着しやすい服装を心がけましょう。心配なことがあれば、診察時に質問しましょう。当日、熱があるなどの場合は、保健所や病院などに連絡し、次回の健診日などに改めて受診しましょう。

2012.11.01

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生理的体重減少

赤ちゃんが産まれるとすぐに、一時的に体重が減少します。これを、生理的体重減少と呼びます。母乳と人工栄養の場合とでは若干違いがありますがおっぱいを十分に飲めるようになるまでの少しの間、赤ちゃんの体重は減り続けます。これは、もともと水分が多い赤ちゃんが、十分に水分を取ることができず、おしっこやうんちなどで水分が出てしまうために起こる現象。通常は生後3日くらいまで減り続け、その後徐々に増えていって、生後7〜10日くらいになると、ほぼ出生時の体重まで増加します。体重の減少は出生時の体重の10〜15%程度と言われており、母乳の出が悪い場合などは、やや減りが大きくなるようです。赤ちゃんは生理的体重減少があることを前提に産まれてきていますから、体重が減っても大丈夫。体力が落ちることもありません。

2012.10.01

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指しゃぶりで出っ歯?

「指しゃぶりをすると出っ歯になる」とか、歯並びやかみ合わせが悪くなると心配しているおうちの方も少なくないようです。歯科医によっても説が分かれるようですが、一般的には3歳くらいまでなら、指しゃぶりによる歯並びへの影響はほとんどないようです。生まれたばかりの赤ちゃんは、口に入ったものを吸う反射を見せ、その後、自分の手を見つめたり口に入れて確かめるようになります。1歳前後からの指しゃぶりは、退屈だったり、自分の心を落ち着かせるために無意識にやっていることがほとんどです。叱ったりして無理にやめさせるのは逆効果でしょう。取り立てて指しゃぶりを責めたりせず、手を取って一緒に遊んだり、気分転換させてあげてはいかがでしょう。指が化膿するほど指しゃぶりしてしまう場合は、小児科医に相談を。

2012.09.01

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赤ちゃんの日焼け

以前は骨を作るのに関係するビタミンDを多くするために必要と言われていた日光浴ですが、紫外線が細胞の遺伝子を傷つけると言われ、母子手帳からも日光浴を勧める項目がなくなったほど。赤ちゃんに直射日光があたることは避けましょう。特に紫外線が強い春から夏の時期は、お昼前後の外出を避けた方が無難です。お散歩の時は帽子をかぶせたり、ベビーカーの日よけを忘れずに。UVカットの衣類やクロスもあるようなので、利用しても良いですね。もちろん、屋外ではなるべく日陰で過ごしましょう。1歳前後の赤ちゃんなら、低刺激の赤ちゃん用の日焼け止めクリームもありますから、肌に異常がなければ塗ってあげましょう。もし日焼けしてしまったら、とにかく冷やすこと。水ぶくれになるなど、心配があれば、早めに小児科を受診しましょう。

2012.08.01

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離乳食と便の様子

離乳食を初めてから、赤ちゃんの便の回数が増えたり、少しゆるくなったりすると、「離乳食が原因かしら?」と悩まれるお母さんも多いのではないでしょうか。離乳食を始めたばかりの頃や、新しい食材を与えると、そのようになる赤ちゃんもいます。離乳食の開始時期自体が、生後5カ月より早めでなければ、便が少しやわらかくても、きげんがよく、食欲もあれば、素人判断でいきなり離乳食を中断する必要はありません。また、母乳やミルクだけを飲んでいた時期と、便の様子が変わる赤ちゃんもいます。新しい食材を使うこと、衛生にも気をつけて、食材や、量、調理法などを変えて様子を見ましょう。水のような便が、1日に数回出るようなら、離乳食以外の原因も考えられますから、小児科医に早めに診てもらいましょう。

2012.07.01

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熱があるとき

赤ちゃんが熱を出したときに、やってはいけないのは、どのようなことでしょう。「熱があるときは、温かくして、汗をかかせるといい」という考えを持っている人もいますが、これはNG。熱の上がりぎわに、寒気がしているなら別ですが、手足や体、顔が熱くほてっている場合には、布団を掛けすぎたり、厚着させないようにします。タオルで包んだ保冷剤などで、わきの下や太股のつけ根などを冷やしてあげましょう。でも、長時間冷やしっぱなしにするのは、禁物。様子を見ながら熱が下がってきたら冷やすのをやめましょう。高熱の時に、お風呂に入れるのも控えて。お尻だけ洗ってあげるなら大丈夫です。熱がある場合は、他の症状がないかどうかも確認して、小児科に早めに受診し、家での過ごし方も聞いておくといいですね。

2012.06.01

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ヒブワクチンの接種を

ヒブは、インフルエンザ菌b型という細菌のことです。名称にインフルエンザとついていますが、インフルエンザとは別のものです。ヒブは新生児期以後の髄膜炎の原因菌の第1位と言われており、死亡率が約5%、死に至らなくても、2〜3割に知能障害などの発育障害や聴力障害などの後遺症が残ると言われています。発症は0〜1歳の子が多いのが特徴で、5歳以上になると発症はほとんど無くなります。予防接種は生後2カ月からできますから、なるべく早い時期に接種しましょう。定期接種ではないため、接種は無料ではありません。接種開始時期によりますが、基本的に4回の接種が必要とされています。いろいろな予防接種を受けなくてはならず大変ですが、他のワクチンとの同時接種もできます。早めに医師に相談し、スケジュールを組みましょう。

2012.05.01

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病気・医療

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赤ちゃんも花粉症に

ここ数年、子どもの花粉症は増えていて、しかも低年齢化しているそうです。赤ちゃんでも花粉症になることがあるようですが、風邪とはどのように違うのでしょうか。赤ちゃんの場合は、自分から不快な症状を伝えることができませんが、鼻や目を頻繁にこするような仕草をしたり、透明な鼻水が出続ける、目が充血しているというような症状が見られたら、小児科医を受診しましょう。予防策としては、花粉を室内に持ち込まないこと。花粉が多い日は、洗濯物や布団を外に干すのを控え、外出後は玄関の前で花粉を払い落としてから家に入るようにしましょう。帰宅後は、子どもには手洗いやうがいをさせ、赤ちゃんの場合は手を拭いてあげましょう。畳やカーペットはもちろん、布団にも掃除機を念入りにかけ、床は拭き掃除が効果的と言われています。

2012.03.01

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妊娠中の薬の心配

妊娠中に飲んでしまった薬について、心配する妊婦さんが増えています。妊娠前に飲んでいた薬については、一部の薬を除いて基本的には心配ないと言われています。また、妊娠初期の服用を控えた方がいい薬もあるようですが、市販薬など一般の人が手に入れられる薬の場合は、赤ちゃんに影響を及ぼすものは基本的にないと言われています。妊娠中の場合は、妊娠を告げて、医師に処方してもらいましょう。心配な場合は、現物を持参するか、正式名を確認し、飲んだ回数や期間を書き出して、かかりつけの産婦人科医に、相談しましょう。薬の専門外来を設けている病院も増えてきました。産婦人科医では判断がつかない場合、医師に告げられた内容に納得いかなかったり不安な場合などは、不安を抱え込まずに、専門の窓口を利用して相談しましょう。

2012.02.01

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下痢の時のお尻ケア

寒い季節には下痢を伴う風邪が流行ることも多いもの。赤ちゃんの具合が悪いと、お母さんもお世話が大変ですが、家事を手抜きするなどして上手に体を休めながら、乗り切りましょう。下痢の時には、何度もゆるい便が出てしまいますから、とにかくこまめなおむつ替えを心がけましょう。流れた便が皮膚についていると、ただれの原因になります。可能なら1日に数回、ぬるま湯でお尻を洗ってあげたいところですが、無理ならぬるま湯でびしゃびしゃにしたコットンなどで、洗い流すように拭いてあげましょう。お尻がきれいになったら、乾いたティッシュなどで押さえるように拭き、皮膚に水分を残さないようにしてから、おむつをつけます。ただれがひどくなるようなら、お医者さんに診てもらい、軟膏などを処方してもらいましょう。

2012.01.01

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吐かせると危険なもの

赤ちゃんがちょっと目を離したすきに、危険なものを飲んだり食べたりしたら、吐かせるのが基本。でも、石油製品や酸・アルカリ性の強いものを飲んだ場合は、吐かせることで気管支に入って肺炎を起こしたり、もう一度粘膜を傷つけてしまうことがあるため、吐かせてはいけません。吐かせてはいけないものは、トイレ用洗剤、カビ取り洗剤、漂白剤、シンナー、ベンジン、灯油、ガソリン、殺虫剤、ワックス、除光液などです。吐かせてはいけないものを飲んだり食べたりしてしまった場合は、救急車を呼ぶか、急いで病院に連れて行きます。赤ちゃんは、何にでも好奇心旺盛ですから、危険なものは、赤ちゃんの手の届かない場所に厳重にしまうこと。赤ちゃんの手が届く範囲の場合は、容器を密閉し、棚などの扉を開けられない工夫が必要です。

2011.12.01

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まずは小児科で受診

「湿疹ができたから、皮膚科に連れて行った方がいいかな?」、「目やにが出ているから眼科に連れて行くべき?」と迷うことはありませんか。でも、いきなり専門医に連れて行っても、子どもの症状を詳しく知っている先生がいるかどうかわかりません。子どもを病院に連れて行くときには、まずかかりつけの小児科へ連れて行きましょう。小児科の場合は、その名の通り子どもの病気をたくさん診察して、症状などをよく知っている先生が治療にあたっているはずです。小児科の先生が判断して専門医の治療を受けた方がいいということになれば、紹介状を書いてくれるでしょう。まず最初にかかりつけの小児科に連れて行くことで、我が子が今までにかかった病気など一通りその先生に把握してもらえることになります。以降の診察や、気になる症状を相談するときの参考にもなるでしょう。

2011.11.01

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喫煙と受動喫煙

妊娠中の喫煙が赤ちゃんの発育に悪影響を及ぼすことは、知っている方も多いでしょう。ニコチンは血管を収縮する作用があるため流産や早産の確率が高まったり、お腹の赤ちゃんに十分な酸素がいかないために発育が妨げられ低出生体重児として産まれてくるというケースも少なくありません。また、お母さん自体が喫煙しなくても、お父さんからの受動喫煙によってほぼ同じような影響が指摘されています。赤ちゃん誕生後も同じこと。受動喫煙によって、乳児突然死症候群が起こりやすくなるという指摘もありますし、気管支炎や肺炎、ぜんそく、中耳炎などの要因になるとも言われています。タバコが身近にあることで、赤ちゃんがタバコを誤飲し、命に危険を及ぼすこともあります。妊娠・出産を機会に、夫婦で禁煙してはいかがでしょう。

2011.10.01

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受診するときに

病院に行って診察を受けるときには、まず病気の経過や現在の様子を的確に伝えることが大切です。「どうしましたか」と聞かれて「えーっと」と考えるのではなく、受診前に伝えたい内容をまとめておきましょう。せきや鼻水、嘔吐、熱などの症状はあるのか、それは何日前からなのか、現在の熱は何度か、食事や水分は摂れているのか、きげんはどうかなど、的確に要領よく医師に伝えることで、適切に診察するための情報にもなります。診察後、医師から病気についての説明をされたら、その時には「こんなこと聞くとおかしいかな」などと遠慮せずに、わからないことは聞き返したり、質問して解決しましょう。入浴はOKか、食事で注意することはあるかなど、疑問はできるだけその場で解消します。診察後はホームケアになるので、理解して帰ることが大切です。

2011.09.01

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顔や頭をひっかく

自分で顔や頭をひっかいてしまい、ひっかき傷ができたり、うっすらと血を出してしまう赤ちゃんがいます。赤ちゃんは泣いたり、眠かったりすると、顔などをかきむしってしまうことが少なくありません。赤ちゃんの爪は薄いので、爪が伸びているとひっかき傷がつきやすいので、こまめにチェックして、伸びていたら切ってあげましょう。あまり気になる場合は、ミトンを付けるという方法もあります。頭をかきむしってしまうからと帽子などをかぶせるのは、汗をかいてしまうので逆効果です。こまめに汗をぬぐってあげたり、暑い季節はシャワーで汗を流すなど、皮膚の清潔を心がけましょう。頻繁にひっかき傷ができてしまう場合は、湿疹ができていたり、肌がかさついていてかゆいなどのトラブルも考えられます。早めに小児科に受診しましょう。

2011.08.01

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熱があるとき

赤ちゃんが熱を出したとき、間違ったケアは、赤ちゃんの病気を長引かせてしまうこともあるので、要注意です。まず、熱が出たからと行って、すぐに解熱剤は使わないこと。熱は、体内のウイルスや細菌の活動を抑えようとする防御反応でもありますから、熱があってもきげんがいい時には、むやみに使わずに医師の指示にしたがいましょう。また、身体全体が熱いのに厚着をさせたり、布団をたくさんかけて温めすぎるのもNG。熱がこもってしまうので、タオルでくるんだ保冷剤などで、脇の下や首のまわりなどを冷やしてあげましょう。逆に顔色が悪く、手足がとても冷たいときには衣類を1枚多く着せるなど、温かくしてあげましょう。熱はこまめに計って、熱以外の赤ちゃんの様子もチェックして、早めに受診しましょう。

2011.07.01

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食べ物での窒息に注意

小さい子どもがのどに詰まらせてしまうものには、小さいいおもちゃや、部品、キャップなどがありますが、食べ物をのどに詰まらせることも少なくありません。特に離乳食期をすぎて、大人と同じようなものが食べられるようになると、「もうちゃんと噛めるから」と安心しがちですが、プチトマトやお団子、おもち、ゼリーなどをのどに詰まらせてしまうことがあります。のどに詰まってしまって呼吸が苦しそうな場合は、救急車を待っている時間はありません。急いで詰まった物を取り除きます。小さな子どもの場合はうつぶせにして、頭を低くし、手のひらで背中の真ん中を叩き、吐き出させます。掃除機などで吸い取るのも有効とされています。3歳くらいまでの時期は、食べ物は小さめに切って与えたり、大人が一緒に食べて、見守ることが大切です。

2011.06.01

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疲れたと言う子

幼稚園から帰ってくると、すぐに「疲れた」と言う子。帰宅後も元気に遊んでいるお友だちの様子を見ると、なぜうちの子は疲れやすのかと、心配になりますね。もちろん体調が悪い場合もありますが、「疲れた」という表現には子どもの状況によって、別な意味が含まれていることもあるもの。普段歩く機会が少なくて、幼稚園の活動などで疲れてしまう場合。幼稚園では元気に活動することができて、お昼寝して回復するなら心配ありませんが、休日などに親子で体を動かすなど、楽しい体力作りを心がけるといいですね。もう一つは、幼稚園で緊張するできごとがあったり、自分の気が向かないことを頑張っている場合や、下にきょうだいがいて甘えたい時に「疲れた」と表現する子もいます。幼稚園や家での子どもの様子をキャッチして、体や心を休めてあげましょう。

2011.05.01

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泣き方が違う時

いつもとちょっと泣き方が違う、いつもとちょっと様子が違う……。このような赤ちゃんの些細な変化は、お母さんだからこそ気が付くことも多いものですね。熱が出て体調が悪くなると、赤ちゃんは機嫌が悪くなり、いつもと違う泣き方をすることがあります。検温して熱を確かめてみましょう。また、いつもと違って、急に激しく泣くなどの時には、便に血が混ざっていないか、吐いたりしないかなど、ほかに変わったことがないか注意しておきます。何らかの病気の可能性があります。中耳炎の場合も耳の痛みで激しく泣く場合があります。病気などが原因で泣いている場合には、抱っこしてあげてもすぐに泣きやまなかったり、あやしたときの反応も違うものです。いつもと違ってちょっと心配だと思ったら、病院で診てもらうと安心ですね。

2011.04.01

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アレルギーの予防

最近、何らかのアレルギーの病気になる子が増えています。さまざまな要因がありますが、住環境の変化や生活習慣なども大きな原因であると言われています。アレルギーは遺伝的に受け継がれやすいと言われていますが、アレルゲン(アレルギーの原因物質。ダニ、ホコリ、カビ、花粉、一部の食物など)を遠ざけたり、減らすことで、アレルギーの発症を予防したり、症状を和らげられると言われています。密室化した室内のハウスダストもアレルギーの原因になると言われていますから、タバコを室内で吸わない、空気の入れ換えをこまめに行う、掃除や洗濯をしてハウスダストを取り除くなど、日頃の心がけが大切。あまり早すぎる離乳食の開始は避け、生活を規則正しくして1日のリズムを作り、体調を整えることもアレルギーの予防につながります。

2011.02.01

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おっぱいの張り

最近では母乳で赤ちゃんを育てたいというお母さんも増えてきています。でも、何らかの乳房のトラブルによって、母乳をあきらめてしまうかたも少なくないようです。多くある乳房のトラブルは、乳房のしこり。乳房が張る場合は、赤ちゃんに頻繁におっぱいを飲んでもらって、水分を控えましょう。高カロリーの食事や甘いものの食べ過ぎは乳房が張る原因になりますから、授乳している時はなるべく控えます。冷えや肩こりも乳房のしこりの原因になると言われています。乳房の張りがひどいと、熱を持ったりして乳腺炎になることもあります。出産した産婦人科を受診してもいいですが、近くに助産院があれば、助産師さんに相談してみましょう。助産院で出産していない場合でも、乳房のマッサージをしてくれたり、快く相談に応じてくれます。

2011.01.01

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タバコの誤飲

赤ちゃんはいろいろなものを口に入れるようになりますが、赤ちゃんの誤飲を品目別に見ると、最も多いのがタバコです。火のついていないタバコを食べてしまう場合も量によっては危険ですが、特に、ジュースの空き缶などを灰皿代わりにしてタバコを吸っていた場合、缶に残ったジュースにニコチンが溶け出してしまうので、赤ちゃんが間違って飲んでしまうと大変危険で、少量でも命に関わることがあります。抵抗力のない赤ちゃんには、タバコの煙自体もよくありませんから、赤ちゃんのいる部屋ではタバコを吸わない。タバコを吸ったらすぐに吸い殻を処分することなどを徹底しましょう。日本中毒情報センターには、タバコを飲み込んでしまったときの対処方法などを24時間テープで案内する「タバコ専用電話」(無料)TEL:072-726-9922があります。

2010.12.01

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低出生体重児の育て方

最近では、体重2500g以下で産まれる低出生体重児の割合が増えています。いろいろな原因が指摘されていますが、妊娠中の体重を過度にコントロールしてしまっていることも一因と言われています。妊娠中はお腹の赤ちゃんを育むために、バランスの良い食事を心がけて、適度に体重増加することが大切です。小さく産まれた赤ちゃんが退院できる目安は、2300〜2500g。退院時に特に医師の指示がなければ、通常の生活をしても大丈夫だいうことです。赤ちゃんが小さいと、病気をしやすいのではなどといろいろ心配になりますが、特別扱いする必要はありません。身体の発達は本来の出産予定日から数えた月齢、精神的な発達は実際に産まれた時からの月齢が目安になると言われています。同じ時期に産まれた赤ちゃんと比較する必要はありません。

2010.11.01

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夜、急病になったら

赤ちゃんが夜、病気になると、急いで病院に連れて行った方がいいのか迷いますね。かかりつけの小児科などが夜間診療をしている場合は受け付けに電話して相談すればいいのですが、夜間診療をしているところも多くはありません。そんな時に心強いのが、小児救急電話相談「#8000」。全ての都道府県で実施されており、全国同一短縮番号「#8000」をプッシュすると、住んでいる都道府県の相談窓口に自動転送されるシステムです。小児科の医師や看護師から、症状に応じた適切な対処の仕方や、受診する病院などのアドバイスを受けられます。多くは平日の22時か23時まで対応していますが都道府県ごとに時間帯や休日の対応が若干異なりますから、一度インターネットなどで確認しておきましょう。

2010.10.01

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薬を嫌がる子ども

具合が悪いとき、せっかくお医者さんに行ってもらってきた薬なのに、子どもが飲んでくれないと困るものです。小児科では甘い味を付けたシロップを出してくれるところが多いですが、子どもによっては苦くないのに味を嫌がって飲んでくれないこともあります。でも嫌がるからと言って飲ませないと病気が早く直りませんし、嫌がるのを無理に飲ませようとすると、吐き出してしまったりします。ミルクに混ぜるのは、味が変わってミルク嫌いになる子もいるのでおすすめできません。そんな時には、粉薬にしてもらって、市販の薬専用のゼリーを利用してはいかがでしょう。粉末のものに粉薬を混ぜて水を加えるとゼリー状になるものや、最初からゼリー状になっていてそこに粉薬をくるむようにしてのませるものもあります。薬局やドラッグストアで購入できます。

2010.09.01

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あせものより

“あせものより”とは、多発性汗腺膿瘍と呼ばれ、あせもにばい菌が入って汗が出る穴(汗腺)が化膿したもの。膿んで痛くなることがあります。皮膚の下で化膿するため、赤ちゃんの場合、頭にできると骨があるので、こぶのように見えることがあります。熱が出たり、リンパ腺が腫れることもあるので、早めに受診することが大切です。あせものよりを起こさないためには、あせもを防ぐことが大切です。子どもは汗をかくことで汗腺を発達させていきますから、汗をかかせないようにするのではなく、汗をかいた後の肌を清潔にしてあげましょう。汗をかいたら濡れタオルなどで、強くこすらないようにして、押さえるように拭きましょう。可能なら、外から帰ったら、サッとシャワーなどで汗を流したり、ぬるま湯で行水させてあげるといいですね。

2010.08.01

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予防接種を忘れずに

予防接種とは、感染症の原因となるウイルスや細菌から予防接種液(ワクチン)をつくり、それを身体に接種して、その病気に対する抵抗力(免疫)をつけるというもの。その病気にかかりにくくなったり、かかっても軽度ですむようになるものです。予防接種には一定の年齢になったら受けることが望ましいとされている定期(勧奨)接種と、接種するかどうかが親の判断に任されている任意接種があります。接種は、日時や場所が決まっている集団接種と、個人で病院に受けに行く個別接種があります。赤ちゃんが産まれて、生後3カ月になると、定期接種があります。ポリオ、BCG、三種混合(ジフテリア、百日ぜき、破傷風)です。集団接種の日程を優先して、個別接種を組み込み、忘れることのないように受けさせましょう。

2010.07.01

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赤ちゃんの目やに

赤ちゃんは、新陳代謝が盛んですし、まぶたに皮下脂肪がたくさんついているので、逆さまつげになりやすく、目やにが多く出ることがあります。目やにが多くて、朝起きたときに片方の目がくっついていることもありますが、5カ月を過ぎる頃には、顔も少しほっそりとしてきて、目やにも自然と減ってくるようです。目やにが出ていたら、濡らしたガーゼなどで目やにをやわらかくしながら、こまめに拭きとって清潔を心がけましょう。目やにだけでなく、白目が充血していたり、まぶたが腫れていたりする場合は、結膜炎や鼻涙管から鼻腔に通じる部分が閉じてしまっている鼻涙管閉塞なども考えられます。また、機嫌が悪い、食欲がないなどの場合は風邪などの可能性も考えられますので、普段と違う様子があるなど心配なら、まず小児科で診てもらいましょう。

2010.06.01

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